Trainer×Community トレーナーが地域コミュニティの再生に対し、貢献できること

勉強と運動の相乗効果について

少子高齢化社会における地域コミュニティの衰退が、様々な問題を引き起こしています。
具体的には

などが挙げられます。

私達は、このような問題を解決する取り組みの一環として、トレーナーだけではなく、音楽家や芸術家、英会話や近・現代史を教えられる教育者、また医者や歯医者など専門家が集まった「みんなの学校」創りを推進したいと考えております。

まず『コミュニティ』の概念を簡単に図示した以下引用をご覧ください。

コミュニティの分類

SNSを利用したバーチャル空間でのコミュニティは多岐に渡り強化される一方で、リアルに人と人が対面し交流する地域コミュニティは、衰退の一途を辿っています。その背景には、産業構造の変化による都市部への人口と雇用の集中、農村部の経済不振、また価値観の多様化や行き過ぎた個人主義的な考え方、過剰なプライバシー意識の高まりなどがあると考えられます。

待機児童や介護疲れの問題や、SNSを利用した事件などは、コミュニティのあり方の急速な変化に、政治や社会が対応しきれていないことが大きな要因の1つでしょう。ただ一方では、煩わしい御近所付き合いから解放された、という見解や、SNSでこれまで考えられなかった交流が創出された利点もあり、「みんなの学校」造りに際しては、双方の意見を取り入れ、今の時代、また地域にあったコミュニティを考えていく必要があります。

政治に頼り過ぎるのではなく、誰かがやってくれるのを待つでもなく、自分が住む地域のコミュニティは、自分達で造り、守っていく意識を「みんなの学校」造りで高めていければと思っております。

みんなの学校 みんなの学校 みんなの学校 みんなの学校 みんなの学校 みんなの学校

みんなの学校を作る上で考慮しなければならない5つのポイント。

1.医療施設があり、安心して高齢者が集まれること。
運動施設があるコミュニティであれば、元気な人達と触れ合う機会があり、自分も運動しようという予防医学の意識が高まります。しいては習慣化された不必要な診療や処方箋の減少に役立ちます。

2.治安や災害に対する安全対策がなされていること。
警察官、消防隊員、自衛官が、みんなの学校を訪れ、トレーニングをしたり、サークル活動に参加すること自体が、治安維持や防災対策に繋がります。また住民と会話を持つ事で、守る側、守られる側、双方の住民自治に対する意識が高まります。

3.みんなの学校に来る楽しみがあること。
知り合いと会って話が出来る、という楽しみだけでなく、自分たちが参加しているサークルや授業において、自分たちで課題を出したり、イベントを開催したりして、自ら生きる楽しみを創出するように促します。そしてそれが次の4に繋がります。

4.自ら利益を生み出せる場であり、官民一体となって存続していけるビジネスモデルであること。
ビジネスを生み出す根っこには、自分たちが楽しむ気持ちと共に、利用者が何を楽しみ、喜び、感動するのか?を知ることです。自分たちが楽しめる場所を、自分たちで守っていくために最低限の収益を上げようと試行錯誤することで、ビジネス感覚も身につき、世界観も広がります。

5.地域や時代やニーズに対し、臨機応変に対応すること。
都心部と農村部では、基本的なモデルやルールや理念は同じでも、枝葉の部分は違ってくると思います。今やろうとしている事が、10年後も必要かどうかは分かりません。人の流入流出、またその時々の社会や政治のトレンドによって、求められてくるモノも違ってくるでしょう。誰かがやってくれるだろう、とか、今までのままで良いじゃないか、といった無関心や責任転嫁を極力減らし、その地域のいる人みんなで、その地域にぴったりのコミュニティを創っていこうとする意識が必要です。