Trainer×Education トレーナーが教育に対し貢献できること

勉強と運動の相乗効果について

身体を動かすことが、脳の活性化に繋がのは昨今の研究で明らかなところです。運動をする子は運動に偏り、勉強をする子は運動から離れる現象は、脳科学的にも間違いですし、将来的にも望ましいことではありません。

まず運動に偏りすぎた場合。厳しい言い方かも知れませんが、運動だけで一生食べていける人は極少数です。また一流の選手ほど、自分の引退後のセカンドキャリアをきちんと考え、関心のあることについて深く学んでいます。スポーツ1本で人生を歩んだは良いが、不慮の事故や社会的な要因で、そのスポーツが継続できなくなった場合、次の選択肢がなくなる、という自体だけは避けなければなりません。

逆に運動習慣の無い場合。将来的に生活習慣病や精神的な疾患のリスクが高まることは、すでに現代社会でも浮き彫りとなっています。医療介護福祉などにかかる社会保障費の税負担を自分たちの手で軽減するためにも、子供の頃から運動習慣を身につけておくことは非常に大切です。また企業の採用においても、部活動経験者は、コミュニケーション能力の高さや体力面の充実、礼節を重んじる習慣が身についており、重宝される傾向があります。

具体的取り組み 4 STEP

step1
教育現場へのヒアリング・・・・・現状把握と問題点の洗い出し
  • 近隣の小中高校、また少年団野球やサッカーの現場を訪問する。
  • 指導する教職員や父兄、また指導される子供達、双方からヒアリングを行う。
指導者へのヒアリング項目例
  • どのようなトレーニングをしているのか?
  • 指導上、困っていることはあるか?
  • これまでに問題になったことはあるか?
  • トレーニングや身体作り全般で知りたいことは? など。
生徒達へのヒアリング項目例
  • スポーツや運動をしてどうなりたいのか?
  • 身体作りについて知りたいことは?
  • 普段から分からないことや疑問に思っていることはないか?など。
step2
新しい指導要綱の作成・・・・・現場に即した指導内容の検証と立案
  • ヒアリング結果を元に、現在のジュニア指導に用いられているスタンダードなトレーニングについて検証。
  • 現場で本当に活かせる指導とは何か?を検討し、新しいトレーニングとコンディショニングの指導要綱を作成する。
  • スポーツ医と栄養士を交え、身体作りを総合的に考える検討会が望ましい。
  • ゴルフ、サッカー、テニス、野球など、種目ごとに確立されている手法を横断的に取り入れる
step3
講習会を開催・・・・・現場へのフィードバックと、更なる検証
  • 新しく作った指導要項を元に講習会を開催。
  • 講習会は議論の場でもあり、新たに現れる課題も即検証。
  • 現場で試行錯誤を繰り返し、柔軟に指導要綱を確立していく。
step4
ライセシングの導入・・・・・より公益性の高い取り組みに進化させる
【確立された指導要綱を元に、ライセシングを導入】
★ライセンス導入の狙い。
  • 指導要綱の認知度、信頼度を押し上げる。
  • 指導者の自信の根拠となる。
  • 次世代の優秀な指導者(トレーナーやスポーツ医)創出のきっかけとなる。
そのために・・・
  • 指導者から、指導を受ける子供まで、幅広く受験できるものにする。
  • 暗記だけではなく、現場で使えるアイデアやスキルを図れるテストに取り入れる。